ことぶきのゆらり歴史

暮らしに歴史のエッセンスを取り入れて香りづけ。日々の中に見つけられる歴史の楽しみを綴った、ゆる歴女のブログです。 一緒に楽しんでいただけたなら嬉しいです♡

武士道の考察❖中本征利···武士道とは、男道とは···

読書 備忘録です。


武士道の考察
2006年 刊行

概要

精神科医から見た、武士の存在を通しての日本通史。
武士が武士たるゆえんは自己放棄にある。武士は死を共有することで絆を維持する·····


✤ ✤ ✤ ✤ ✤

感想

武士は自己犠牲の精神のうえに成り立っていたのでしょうか。精神と言うか、存在そのものが自己犠牲·自己放棄·自己否定につながっている、イコールなのだと言っている。(と、私は受け取りました。)

武士階級という世界そのものを劇的に美化している感じがしましたが、なんというか、ロマンチックでした。

その沿線上と言っても良いのかどうか、男道、すなわち男性同士の恋愛感情についても語られています。
印象に残ったのは ❝·····殉死、切腹、仇討に共通する契機は、闘争と肉体と死を介しての男同士の一体化の追求。この行為と感情を男道という···❞ という感じの一文。
武士間で交わされる恋情は、異性間で交わされるそれとは別ものであると考えられるそうです。


男性の精神の世界は、時々私には難しいです。


人間には感情というものがあり、歴史上の人達ももちろん感情、思考に沿って行動していたはずです。だから精神科医だったり心理学のプロだったりする人達が語る歴史、というのは、面白いです。読んでいてわくわくします。じーんとしたり、なんだか胸がさわいだりします。
人って、自分達が思ってる以上に、自分を取り巻く空気に流されてるものだと思います。

特に、男性の方が女性よりもそうなのかも………しれません。



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