ことぶきのゆらり歴史

暮らしに歴史のエッセンスを取り入れて香りづけ。日々の中に見つけられる歴史の楽しみを綴った、ゆる歴女のブログです。 一緒に楽しんでいただけたなら嬉しいです♡

古文書講座入門編☆5回目

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神奈川県立公文書館で開催されている、古文書講座入門編・5回目です。



公文書館とは?前回の記事はこちら↓
kotobukirekishi.hatenablog.com



今回のテキストは「京都御上洛御供の節ふみうつし」という文書。

これは、幕末、将軍家茂の京都上洛の際、老中 水野忠精 に随行した水野家の奥女中が江戸の同僚に宛てた手紙です。

手紙の書き主、「かもり」という女性の役職は、資料には残っていないけれども、おそらくは忠精の乳母だった人。わりと主君に近い存在だったのかな?そんな かもりから見た、女中の視線での幕末の様子が語られています。


幕末は、京都・大坂が政局の中心となった時代です。
その背景には言うまでもなく朝廷の権威の上昇がありました。
そしてその大きな要因となった将軍上洛は、家茂は計3回。徳川最後の将軍・慶喜は京都で就任、在任中もずっと京都に滞在し、政務を行っています。
また、全国の主要な大名、その家臣、あるいは志士と呼ばれるひとたちが一様に京都に集まり、政治活動を行いました。

政治的な活動をすると言っても、京都での日常生活の基盤の確保が重要になります。住むところ、食料、家臣の給金、などなど・・・。

政治動向や過程についてはたくさん目にする機会がありますが、政治運動の基本部分である滞京・滞坂中の日常・生活実態はあまり話題にのぼることはありません。

かもりの手紙では、女中ならではの目線で、上洛中の一行の生活の一端を垣間見ることができます。



と、ここまでが前置きで、さて、本題のくずし字解読ですが。

女性が書く文書は、やはり女性独特のくずし方も多いとのことで。
文の終わりに「まいらせ候」という言葉が度々出てくるのですが、これなんてもう本気でにょろにょろ(~)にしか見えない。
記号として覚えてしまえば逆に簡単なのかな。。



この講座で、ほんのいくつかの古文書を教えてもらいましたが。
そのいくつかだけでも、江戸時代の文書って、あて字が多いし、人によってくずし方がちがったり、漢字ばかりの文書もあればひらがなばかりのものもあるし。

現代は、人によって文字の個性はあっても、だいたい決まったルールで書いていますが、この時代の文書を見てると、はっきり言ってみんな“気分”で書いてるんじゃないかって思いたくなるような・・・

でもこの時代の人は、これを読んでたんですよね??
本当に???笑  
と、つい思ってしまうのでした(^^;)



今日で、全5回の講座は終了です。

初めての古文書講座に通ってみた感想は、
くずし字は全く読めるようにならなかったけど(いや、家でたくさん自習しなきゃもちろんダメですよね。汗)、毎回、資料に沿った先生のお話を聞くのが、とにかく、とにかく、面白くて。

ふだん、歴史に触れようと思ったら、1人で本を読むかテレビ番組で見るかしかないのですが。

こうやって先生から教えてもらうというのは、それ自体、得るものがとってもとっても大きい!!と思いました。



必ずまた受講したいです♡
これからも、あきらめずに頑張るぞー!